肥育について
毎日牛たちの健康状態を観察し、与える飼料の量や内容を調整しています。それがきめ細かい霜降りと柔らかく口どけの良い脂と肉質を生み出す秘訣です。
飼育頭数の調整や牛舎を清潔に保ち、のびのびと飼育された牛はストレスが軽減することで食欲が増し良い肉質になり、厳しい基準をクリアした神戸ビーフになります。
但馬牛の特徴
但馬牛はキメの細かい脂肪とうま味と香りの高さが特徴です。筋繊維が細く、細かい霜降りが入るため肉質が柔らかく、口当たりがよくなります。また、融点が低い「モノ不飽和脂肪酸」が多いので、人肌の温度でさらりと溶けるように感じられます。
うま味成分のイノシン酸やグルタミン酸を多く含み、モノ不飽和脂肪酸由来の脂が溶けるときに感じる甘みと香りが一体となり、そのおいしさは倍増します。
但馬牛と神戸ビーフの違い
「神戸ビーフ」は神戸肉流通推進協議会が定める厳しい基準をクリアした但馬牛のみが「神戸ビーフ」として名乗ることができます。そのため、神戸ビーフも但馬牛を肥育したものという点では同じ但馬牛と言えます。ただ、その基準は厳しく但馬牛としての基準をクリアしたうえに、霜降りの入り具合、肉の色、肉質、枝肉の重量など細かな基準をクリアしたものだけが「神戸ビーフ」と呼ぶことが許されます。